光回線見直しで固定費削減。おてがる光、andline光SE、enひかりの3社を比較検討してIIJmioひかりに留まった理由

光回線見直しで固定費削減。おてがる光、andline光SE、enひかりの3社を比較検討してIIJmioひかりに留まった理由

光回線の見直しと条件

筆者は固定費の見直しが趣味のようなもので、定期的に契約中のサービスを洗い出しています。

2026年5月時点では、スマートフォンの通信にIIJmioの格安SIMを利用しており、自宅の固定回線も2025年からIIJmioひかり(マンションタイプ)を利用しています。加入時の「6ヶ月無料キャンペーン」の恩恵も切れ、より安価な1G(ギガ)のIPv6対応光コラボ回線へ乗り換えられないか検討を始めました。

光回線の乗り換えというと「高額キャッシュバック」で実質の月額料金を抑えるプロバイダも多いですが、複雑な適用条件を満たしたり、受け取り時期をカレンダーで管理したりといった、認知負荷が増えるのは避けたいところです。また、そういったものは契約期間が定められていることが多く、契約期間満了時に次のプロバイダも探さなければいけません。そのため、一時的なキャッシュバックではなく「単純に月額料金が安いもの」に絞って探しました。

速度にはそこまで強いこだわりはありませんが、IPv6(IPoE方式)対応は必須です。従来のIPv4(PPPoE方式)では、夜間や休日など利用者が増える時間帯に通信の混雑箇所が発生しやすく、動画視聴やWeb閲覧すらストレスになる極端な速度低下が起こるケースがあるためです。「圧倒的な最高速度」は求めなくても、「時間帯を問わず最低限の快適な速度が安定して出る」という点で、回線を共有するマンション住まいにおいてIPv6は必須要件だと考えています。

以上の理由から、必須条件は「マンションタイプ・1G回線・IPv6対応で基本料金が安いこと」としました。

比較の前提・背景

利用中のIIJmioひかりのマンションタイプは、月額料金がおおよそ4,356円(税込)ですが、IIJmioのSIMサービスとセットで利用することで「mio割」が適用され、毎月660円の割引が入ります。つまり、実質的な月額負担は3,696円です。

この「実質3,696円」のラインを基準とし、初期費用や解約時の手間、長期的な運用コストの観点で以下の3社を比較しました。

各選択肢の深掘り

2026年5月時点の各社公式サイトの情報を元に、料金(マンションタイプ)や仕様について詳しく見ていきます。

おてがる光

基本料金は月額3,608円と非常に安価で、マイページからWeb経由で解約手続き等も行えます。ただし、IPv6オプションを無料で利用するためには、指定のルーターをレンタルする必要がある点が個人的には少しネックでした。自前の高性能ルーターを使いたい場合や、管理する機器を増やしたくない場合には注意が必要です。

andline光SE

マンションタイプが月額3,500円と安く、IPv6オプションも無料です。ただ、会員専用の統合マイページが見当たらず、各種手続きは個別のフォームや問い合わせ窓口から行う必要があるようです。日々の運用や将来の解約時の手間を考慮すると、現在利用しているIIJmioのセット割と比較して乗り換えるほどの決定打にはなりませんでした。

enひかり

月額3,520円で最安値水準ですが、povoやahamo、UQ mobileユーザーであれば「勝手に割り」が適用され、さらに月額110円引きの3,410円になります。非常に魅力的ですが、IPv6(v6プラス等)を利用するには月額198円のオプション費用がかかります。合計すると3,608円となり、IIJmioひかり(割引後3,696円)と料金面では拮抗しますが、統合マイページがない点での手間の差を考慮して見送りました。

特徴と違い(比較表)

上記で深掘りした各社の仕様と、基準となるIIJmioひかりの条件を一覧で比較すると以下のようになります。

サービス名月額料金(税込)IPv6オプション会員サイト・解約手続き特徴
おてがる光3,608円+165円(※ルーターレンタルで無料)マイページ完備 / Web解約可能契約期間縛りなし、基本料金はトップクラスに安い
andline光SE3,500円標準無料(v6プラス)マイページなし / 各種申請フォーム中心契約期間縛りなし、月額料金が非常に安価
enひかり3,520円(povo等利用で3,410円+198円マイページなし / 問い合わせや電話手続き中心契約期間縛りなし、「勝手に割り」がお得
IIJmioひかり4,356円(mio割適用で3,696円標準無料(IPoE)マイページ完備 / Web完結SIMセット割が強力、歴史と実績による信頼感が高い

結論:向いているケース

各回線はそれぞれターゲットが明確に異なります。

enひかりが向いている人

povo、ahamo、UQ mobileのいずれかを契約している人です。「勝手に割り」が適用されるため、スマホとのセット運用で最安クラスになります。

おてがる光 / andline光SEが向いている人

上記以外の格安SIMを利用しており、特定のスマホセット割に縛られず、光回線の単独契約で限界まで基本料金を抑えたい人です。

IIJmioひかりが向いている人(筆者のケース)

すでにIIJmioのスマートフォン回線を利用していて「mio割(-660円)」の恩恵を受けられる人です。加えて、Webの会員ページからサクッと各種手続きを完結させたい人や、長年の歴史と実績を持つプロバイダの信頼感を重視する人にも適しています。

まとめ

検討した3社はどれも基本料金が安く魅力的でしたが、「IPv6無料化のためにルーターレンタルが必須である」「統合されたマイページが見当たらず手続きの電話や問い合わせの手間が懸念される」といった細かい条件面でネックがありました。

結果として、IIJmioの格安SIMを利用していることで毎月660円の「mio割」が効くIIJmioひかり(実質3,696円)と月額料金に大差がなく、あえて乗り換えの手間や手数料をかけてまで移行するメリットは薄いと判断しました。

固定費の削減は重要ですが、マイページが完備されていて「辞めたい時にWebからすぐ解約できる」という運用面の快適さや、長年の実績に裏打ちされたIIJに対する回線品質の信頼感も、目に見えない価値(コスト)として大きいと実感した見直しでした。

なお、通信費を含む固定費の最適化や、生活導線全体の還元率アップについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてみてください。